PVPについて

前立腺肥大症とは

前立腺は男性の膀胱の下にある尿道を取り囲んでいる臓器です。
加齢に伴って前立腺が肥大し、尿道が圧迫され狭くなり尿の流れが妨げられると、下記のような症状が出現します。このような状態を「前立腺肥大症」と呼びます。

前立腺肥大症の主な症状 「排尿時にいきむ必要がある」
「残った感じ(残尿感)がある」
「尿の勢いが弱い、時間がかかる」
「頻尿、特に夜間頻尿がある」

前立腺肥大症の治療について

前立腺肥大症の治療には大きく分けて内科治療(薬物療法)と外科治療(手術療法)があります。
軽症の場合、薬物療法にて定期通院する場合が多いですが、薬物療法で効果が出ない場合や症状が重い場合(尿閉、腎機能障害等)は、手術療法の適応になります。

手術療法は、現在本邦においては、ゴールドスタンダードと言われる経尿道的前立腺切除術(TUR-P)か経尿道的ホルミニウムレーザー核出術(HoLEP)が主流になっています。
当院では、これらの手術と同等の治療効果でありながら、低侵襲(出血が少なく身体的負担の軽い)である手術法、経尿道的前立腺レーザー蒸散術(PVP)を導入しています。

前立腺肥大症とは

PVPとは?

PVP(経尿道的前立腺レーザー蒸散術)は、グリーンライトレーザーと呼ばれる特殊な高出力レーザー光を前立腺肥大部(尿道圧迫部)に照射、蒸散(気化させて除去)することにより尿道を拡張します。このレーザーは、特に血管等赤い色に吸収されやすい性質を持つため血流豊富な前立腺組織を止血させながら効率的に蒸散させることが可能です。
TUR-Pなど従来の手術法に比べ圧倒的に手術中の出血が少なく、身体への負担が少ないため、入院期間も従来は1週間程度必要でしたが、当院では当日入院、1泊2日で施行可能となっております。
当院では、2014年12月より導入し、これまでに約350例施行*しております。

* 2021年12月現在
PVPとは?

PVPの治療の流れ

前立腺の大きさに関わらず、一泊入院で行えて、翌日には退院が可能です。

初診の予約
問診・検査
・PSA等の血液検査
・超音波検査
・尿流量および残尿検査
手術前検査
心電図・レントゲン・呼吸機能検査等
入院・手術
当日入院(1泊)
術後検査

よくあるご質問

入院期間はどれくらいですか?

当日入院で1泊2日です。

痛みはありますか?

手術は、麻酔科医が管理のもと全身麻酔で行いますので手術中は痛みはございません。
手術後は、排尿痛が数日続く程度で手術部位が痛くなることはほとんどございません。

手術費用はいくら位かかりますか?

健康保険が適用できます。健康保険の自己負担比率や施術の内容によって、10万円~25万円程度の自己負担額がかかります。

術後の合併症について教えてください

手術後、血尿や頻尿症状がみられる場合もありますが、術後1ヵ月ほどで徐々に消失します。
またこの手術を受けても、男性機能障害(ED)にはなりません。ただ「逆行性射精」という、膀胱内に精液が逆流する症状が出る場合がございます。

診療時間

午前
午後

診療時間:午前8:30~12:00、午後2:30~4:30
(木曜は午前10:00より一般外来開始)
※祝日は診療を行っております。(土日を除く)

※火曜午前は手術日の場合、休診とさせていただいておりますので、事前にお問い合わせください。
火曜午後は一般外来は行わず、自費診療と手術のみとなりますが、診療のお問い合わせは受け付けております。
お気軽にお電話ください。

お問い合わせ

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03-5833-3240

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