前立腺は男性の膀胱の下にある尿道を取り囲んでいる臓器です。
						加齢に伴って前立腺が肥大し、尿道が圧迫され狭くなり尿の流れが妨げられると、下記のような症状が出現します。このような状態を「前立腺肥大症」と呼びます。
前立腺肥大症の治療には大きく分けて内科治療(薬物療法)と外科治療(手術療法)があります。
						軽症の場合、薬物療法にて定期通院する場合が多いですが、薬物療法で効果が出ない場合や症状が重い場合(尿閉、腎機能障害等)は、手術療法の適応になります。
						
						手術療法は、現在本邦においては、ゴールドスタンダードと言われる経尿道的前立腺切除術(TUR-P)か経尿道的ホルミニウムレーザー核出術(HoLEP)が主流になっています。
						当院では、これらの手術と同等の治療効果でありながら、低侵襲(出血が少なく身体的負担の軽い)である手術法、経尿道的前立腺レーザー蒸散術(PVP)を導入しています。
						2024年12月よりPVPレーザーをGreen Light HPS™からGreen Light XPS™へと変更更新致しました。これまでより安全性を維持したまま、蒸散効率の向上および止血能が向上したモデルで大きなサイズの前立腺肥大症の手術にも効率よく対応出来るようになりました。
					

PVP(経尿道的前立腺レーザー蒸散術)は、グリーンライトレーザーと呼ばれる特殊な高出力レーザー光を前立腺肥大部(尿道圧迫部)に照射、蒸散(気化させて除去)することにより尿道を拡張します。このレーザーは、特に血管等赤い色に吸収されやすい性質を持つため血流豊富な前立腺組織を止血させながら効率的に蒸散させることが可能です。
						TUR-Pなど従来の手術法に比べ圧倒的に手術中の出血が少なく、身体への負担が少ないため、入院期間も従来は1週間程度必要でしたが、当院では当日入院、1泊2日で施行可能となっております。
						当院では、2014年12月より導入し、これまでに約520例施行*しております。

前立腺の大きさに関わらず、一泊入院で行えて、翌日には退院が可能です。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
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| 午前 | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | 休 | 休 | ○ | 
| 午後 | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | 休 | 休 | ○ | 
診療時間:午前8:30~12:00、午後2:30~4:30
                    (木曜は午前10:00より一般外来開始)
                    ※祝日は診療を行っております。(土日を除く)
                    ※火曜午前は手術日の場合、休診とさせていただいておりますので、事前にお問い合わせください。
                    火曜午後は一般外来は行わず、自費診療と手術のみとなりますが、診療のお問い合わせは受け付けております。
                    お気軽にお電話ください。